館長の業務・権限が大幅に拡大している。
ロームシアター京都の館長には、平成28年1月から、京都市OBの平竹耕三氏が就任していた。
平竹氏は音芸財団の非常勤職員として採用される形になっており、週1日の勤務、業務内容は、①運営に係る助言、②職員指導、③関係者との調整などだった。
ところが、三浦基氏の館長就任にあたり、その業務内容が大幅に変わり、権限も拡大している。
三浦氏の就任に伴い、館長職は、決裁ラインに入って承認・指示を行い、職員に対して事務事業に関する指示・指導を行うなど、ロームシアター京都を総合的に運営する統括責任者という位置づけに変わっている。
また、年間ラインナップの構成や、事業企画案の決定にも関与することになっている。
さらに、「館長プロデュース事業」の企画、実施も盛り込まれているのである。
業務内容の一部が不自然に黒塗りされているが、これについては別の記事で触れる。
ロームシアター京都の「館長」のあり方自体が大きく変わることになるが、これについて、事前に議論された形跡はまったくない。
※情報公開請求において、「現在までに作成された、ロームシアター京都の館長職の勤務条件等に係る資料すべて」を請求したが、館長の具体的業務や権限の変更に関する資料は公開されていない。
三浦氏の館長就任に合わせ、「館長」のあり方そのものまで変えてしまったと考えざるを得ない。
さらに、三浦氏は週3日勤務(当時の平竹館長は週1日勤務)の非常勤職員という扱いになっているが、「報酬」は黒塗りになっている。
ロームシアター京都の「統括責任者」として、これだけ大きな権限を持ち、運営に幅広く関わることになる三浦氏に、いったいどれほどの報酬が約束されていたのだろうか?
さらに、「館長プロデュース事業」について、別途企画料等が支払われることになる。
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