京都市・財団・三浦氏による「共通確認事項」からわかること。
三浦氏の館長就任を1年延期することが決定した令和2年3月17日、京都市と音芸財団、三浦氏の三者で交わされた『共通確認事項』がある。
ここには、「就任までに信頼回復がなされない、または新たに信頼を損ねる事態が客観的に生じたと考えられる場合は、館長就任を撤回すること」、任期を「1期2年」とすることに加え、
・三浦基は、館長就任後も音芸財団の理事に就任しない
・館長プロデュース事業については、劇団地点の活動と切り離す
ことが明記されている。
なぜこうした合意をする必要があったのだろうか。
これは憶測だが、当初三浦氏には、音芸財団の理事に就任することも約束されていたのではないか。
三浦氏の館長就任を前提とした業務内容には、1カ所、不自然な黒塗り部分がある。ここには、音芸財団の理事に就任することが記載されていたのではないか。
そうだとしたら三浦氏には、館長としての報酬、『館長プロデュース』の企画料等に加え、事業音芸財団の理事としての報酬も支払われることになる。
京都市は、三浦氏が望む条件、すなわち報酬を支払うために、館長の業務内容や権限を拡大し、『館長プロデュース事業』の企画を依頼することとし、さらに音芸財団の理事にも就任させるつもりだったのではないか。
私たちは、具体的業務の一部が不自然に黒塗りされている点について、音芸財団に不服申立を行なったが、「勤務条件については交渉中である」等として、黒塗り部分を公開していない。
しかし、館長就任を発表した令和2年1月16日の時点では成立していた契約内容であるし、上記の理由であれば、なぜ黒塗り部分以外の具体的業務は公開できるのか不明である。
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